画像処理ソフトウエア
画像処理について
・画像処理とは? ・メリットは? ・構成は?
画像処理とは?
画像処理とは、目的に合わせてカメラ等から取得した画像を変換したり、特定の情報のみ抽出するような処理のことです。例えば、撮像した画像の中の「明暗」・「濃淡」・「色の違い」等の変化や差を判断します。
画像に修正や加工を行う、CG(コンピュータグラフィックス)ではなく、『必要に応じた適切なアルゴリズム』と定義します。
画像に修正や加工を行う、CG(コンピュータグラフィックス)ではなく、『必要に応じた適切なアルゴリズム』と定義します。

特殊効果

画像処理
一般的な処理フロー

メリットは?
目視検査では、人間が見て・考えて判断します。画像処理システムは、人間の目を「カメラ」・脳を「コンピュータ」の役割で担うことで、以下のメリットがあります。
目視検査 | 画像処理システム | ||||
検査可能時間 | 人に依存 | 24時間365日 | |||
検査時間 |
人に依存
|
早い
|
|||
検査精度 |
人に依存
|
正確且つ一定
(定量的な判断) |
|||
設置場所 | 広いスペース | 狭い場所OK | |||
コスト |
人件費がかかる
|
人件費削減
(初期投資が必要) |
構成は?
No. |
要素
|
概要
|
特徴
|
---|---|---|---|
1 |
カメラ
|
画像を取得する為に、光を電気信号に変換する
|
お客様のご要望に合わせ、様々な製品から選定
|
2 | レンズ | どれくらいの倍率で対象物を撮像したいか、カメラから対象物までの距離はどれくらいか等を決める | 解像力・歪み・明るさ等が異なる為、どのような画像の特性を知りたいかによって様々な製品から選定 |
3 | 照明/X線/レーザ | 対象物を見る為に必要 | 対象物の何を見たいかによって様々な製品から選定 |
4 |
コンピュータ
(ソフトウェアを含む)
|
カメラから取得した画像に適切な処理を実装し、コンピュータ上で処理する | お客様からのご要望に合わせ、最適な実装 |
※機器構成により、搬送系の制御装置等その他が必要になるケースもあります |
1. カメラによる違い(例)

カメラ1
分解能が足りず、正確な形状が判断できない

カメラ2
十分な分解能があり、正確な形状が判断できる
2. レンズによる違い(例)

レンズ1
高精度な測定不可

レンズ2
高精度な測定可
3. 照明による違い(例)

照明1
亀裂がみにくい

照明2
亀裂がはっきりみえる

照明装置の自社開発
標準品の照明装置だけではカバーできないケース等、照明電源や照明の設計・製造もしています。
⇒エヌアイシーでは、多様な分野での実績をもとに最適な選定をします